紫水宮

嘉村詩穂の告知ブログ

お知らせと、第二回同人文芸サークル・かもめ読書会開催決定。

お知らせ

Kindle Unlimitedが今なら初回契約で3ヶ月99円のキャンペーン中です。

Kindle Unlimited会員様は追加料金なしでお楽しみいただけますので、この期間にぜひ拙著をお手に取っていただければ幸いです。

ブログ「広寒宮」で綴ってきた図書館にまつわるエッセイに書き下ろしを加えた、図書館エッセイ集です。
「もうひとつの家」としての図書館との付き合い方や、うつ病当事者としての図書館との関わり、一利用者から見たコロナ禍の図書館の記録、幼少期に通った図書館との思い出など、今だから読みたい内容をぎゅっとまとめました。
本書が図書館を愛するすべての人の友となりうることを心から願っています。

-収録作品-
図書館という希望
ふたつの棚
図書館という友人
ふたたび図書館へ一
図書館の使い方を模索する
コロナ禍の図書館について
蔵書の整理
ふたたび図書館へ二
先達の目とBANANA FISHにみる図書館の精神
図書館という知の海に漕ぎ出す
図書館で知を拓く
学校の図書室の思い出
非常事態宣言下の図書館
本書に登場した書物

罪人の冠を頭にいただき、人の子を惑わしたすべての女の恨みを纏って、私は消えてゆく。
嘉村詩穂の個人詩集。 個人サイト「紫水宮」と主宰している文芸サークルかもめのweb文芸誌「かもめソング」に発表した詩に、書き下ろしを加えた散文詩集です。
耽美主義を掲げ、表題作となった「挽歌」を中心に、主に和風・東洋風の幻想的な詩を収録しています。

-収録作品-
マディソン

逝春(せいしゅん)
よみひとしらず
或神話研究者の最期
挽歌
或楽師の書簡
緋鯉抄
調香師の終末
秋菊
夕波千鳥
秘仏
雪女郎
墨色の使徒

耽美主義を掲げ、SF・中華幻想・仏教、そして著者のふるさとへの憧憬をテーマとした、第二散文詩集です。
以下の十編の詩を収めています。

-収録作品-
青磁の爪
白狐譚
鶯姫
エリザベート・バートリの末裔
いにしえのうた
最後の手紙
人体標本
真珠姫の恋
補陀落渡り
地獄の白百合

おかげさまで図書館エッセイ集『図書館という希望』はロングセラーになっており、今月もお買い上げいただくことができました。

この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

どうぞ引き続きお手に取っていただけると、また新たな本を作るきっかけにもさせていただけるかなと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

第二回同人文芸サークル・かもめ読書会開催決定

先日の山本周五郎「雨あがる」読書会が盛況のうちに終わり、メンバーの意識も高かったため、今秋中に第二回かもめ読書会を行うことになりました。

another-world-of-aniron.hatenablog.jp

テキストは南木佳士阿弥陀堂だより』に決まりました。

元々この作品はかねてから映画が気になっていて、かもめメンバーでもある主人と一緒に観てとても良かったため、ぜひ原作も読みたいと話していたのでした。

前回の読書会でメンバーから「夫婦の話に興味がある」という意見があり、同じく夫婦を扱った『阿弥陀堂だより』を読むことになったのでした。

あまり解釈が割れる作品ではないかなと思いつつも、既婚者のメンバーが多いので、夫婦のあり方をこの読書会を機に色々と考えていただけると面白いかなと感じます。

今から開催がとても楽しみですし、今後とも第三回、第四回と催していければ主宰としてこれほどうれしいことはありません。

皆仕事に育児に忙しい世代でもあるので、無理のない範囲で続けていければと考えています。