紫水宮

嘉村詩穂の告知ブログ

体の病気について、今後の創作面での見通しについてご報告します。

はじめに

現時点で原因や病名がよくわからない病気になってしまい、今後の創作面での見通しについて再考せざるを得なくなった。

現在は内科で抗生物質とビタミン剤、カロナールを処方されていて、診断名はない。ひとまず様子を見るほかないので何とも云えない。コロナは陰性という結果だった。

病気が良くなる見込みはあるのか、反復的に起こるものなのか、それともだんだんと悪化していくものなのか、それすらも現時点ではわからないので、見通しを立てるに立てられないというのが現状だ。

詳しい症状については伏せるけれど、もう少し時間が経ったら書ける範囲で書いていくかもしれない。

そうした中で、ひとまず現状でやめておきたいことと、今後叶うならやっていきたいことを書いてみる。

 

やめておきたいこと

病状が良くなるまでは、詩歌の公募への投稿をやめておきたい。

その代わり、noteで詩歌を投稿していくことにする。

note.com

今は心身に負担がかかることはできるだけ避けたいので、公募の結果の良し悪しに一喜一憂している余裕がない。

ココア共和国に数年間投稿をつづけて、秋吉久美子賞最終候補というそれなりの結果を残せたことは良かったと思っているし、その数年があったから今はやり切ったと思える。

詩人として生きることは、詩集を出す出さないに関わらず、生き方そのものだと思っているので、詩を書くことをやめない限りは私は詩人だと思っていたい。

それから小説に復帰することも、どうしても体力的にも気力的にも限界があるので、こちらも現時点では視野に入れることをやめようと思っている。

お声がけいただいていたお話もあったのだけれど、それを果たせないままとなってしまい、関係者の方には本当に申し訳ない気持ちでいる。

ただ、自分自身の体調ばかりは仕方がないことなので、病気のことがある程度はっきりしたり、もう少し改善したら先方の方にご連絡させていただければと思っている。

小説のことはもう少し未練が出るものなのだろうと思っていたけれど、こちらも学生時代からずっと書いてきて、商業誌に3度掲載、カクヨムコンテスト短編部門最終候補という結果を残して、無論それだけではプロ作家の足元にも及ばないのだが、それでも自分自身の力でやれるだけのことはやり切ったという気持ちがあり、今は心は凪いでいる。

kakuyomu.jp

ちょうど『文芸ラジオ』2号に寄稿した「雪花物語」に登場するヒロインが、長い黒髪に白い服を好み、病気で早世するという設定だったので、作者自身がそれをなぞることになるのかと思うと、何とも自己陶酔的な話ではあるけれど、しかしここ数日彼女のことを思わない日はない。

春の彼岸の岸辺で彼女にまみえる日がやがてくるのかもしれない。それはわからないけれど、彼女の存在が私の心のなぐさめになっている。

 

それでもまだやりたいこと

やりたいことがあるとすれば、それは詩の作風を病苦をひたと見つめるものから、ふたたび耽美的なものへと転じさせることで、これまでは公募への投稿を意識していたこともあり、身を削って詩を書いていたなと思う。

今はその折衷のところを模索していて、今後は第一詩集『挽歌-elegy-』・第二詩集『真珠姫の恋』に並ぶような耽美的な詩を書いていきたい。

趣味的に書くものだから、詩として成立している云々を掘り下げたり、構造的に詩を書くというよりも、もっと趣味に走ってもいいだろうと思う。

そうした意味では最近書いた散文詩「沈黙のうちに飛ぶ蝶へ」はそうした作風がふたたび戻ってきた作品となり、読んだ人から「雨伽節全開」と評されたのだった。

note.com

またここのところ臥せりがちになっているので、短歌も少しずつ詠んでいければと思う。

こちらも先に書いたように公募への投稿は考えず、noteに投稿していくことにする。

note.com

2〜3月ごろに詠んだり書いたりしていた、観梅の折に作った詩歌もまとめたい。できれば近日中にまとめて、noteで公開したい。

KDPでココア共和国に入選した詩をまとめて詩集にしたいという気持ちもあるのだが、こちらはもう少し病状が改善してからにしたいと考えている。

ブログを書くことも何とかできる範囲でつづけていければと考えている。今はPCに向かって書いているが、体力的に余裕がない時にはスマホを活用して書いたりもしてきたので、それを活かして、できるだけコンスタントに原稿を書くことが今の目標だ。

ブックライティングの仕事をこなす余裕は今の私にはないので、お仕事は少なくとも今は断念せざるを得ないが、それでも書くことをやめてしまうと、私自身のアイデンティティと尊厳が揺らいでしまうので、何とか書きつづけたい。

それ以外にも個人的にやっておきたいことは色々とあるのだけれど、それについてはまた別途落ち着いた頃に然るべきところに書きたい。