紫水宮

嘉村詩穂の告知ブログ

お知らせと近況報告など

近況報告など

NHK学園のさくら短歌大会に投稿しました。

もともと公募に出すために短歌を詠んでいたというよりは、日々のことを思いのままに詠んでいた短歌が溜まってきていて、その中から題詠と自由詠をそれぞれ選んで投稿しました。

短歌は自分自身の短歌の拙さにめげて、やめてしまおうかとも思っていたのですが、それでも最近ふたたび詠むのが楽しくなってきたこともあり、また先日短歌読書会で薮内亮輔『海蛇と珊瑚』を読んだこともあってモチベーションが高かったのでした。

公募にとにかく出すために詩歌を作ることに励む、ということがここ2年ほどつづいていたのですが、それにも少し疲れが出てきたので、今は作ることを楽しもうというスタンスに移行しつつあります。

結果的にその方が詩歌の上達の早道な気もしていて、インプットに励みつつ、創作にもその糧を反映させていきたいです。

ちなみに来月には主宰している文芸同人サークル・かもめでの、遠藤周作「影に対して」読書会が控えていて、こちらも開催が今から楽しみです。

小説を書くことはまだまだ迷いが大きいのですが、今は作っていて楽しいと感じるものを少しずつでも作りたいという思いがあり、またそうしているうちに見えてくるものもあるのではないかと期待しています。

ひたすら黙々と非公開で作り続ける日々なので、たまにnoteなどに作品を投稿することもあるかもしれませんが、自分自身の作品とじっくりと対峙したいという気持ちが強いので、気が向いた時に更新する予定です。

先日はハイファンタジー掌編小説「碧玉の足輪」をnoteにて無償公開しました。

note.com

ぜひお読みいただければ幸いです。

 

今後のこと

頒布予定のエッセイ集について

エッセイ集をPDFファイル形式にしてBOOTHで有償頒布するか、noteで有料記事として販売しようかと考えています。


原稿は揃っていて、15000字ほどなので、そうした形が妥当と判断しました。


まだまだ校正等やっていかねばならないので、少しずつでも前に進めていければと考えています。できれば今年の上半期中には出したいところですが、もしかしたらnoteでの先行配信という形を取るかもしれません。


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表紙の作成等々、まだまだ手掛けなければならないことも多いので、地道に進めていきたいと思います。



 

梅見をテーマとした詞花集について

また梅見をテーマにした詩歌の個人アンソロジーを出したいと考えていて、こちらは頒布時期は未定ですが、短歌と散文詩が織りなす、詞華集になればと思っています。


形式は現在のところDL形式の折本を予定していますが、長くなるようであれば、こちらもPDFファイル形式またはKDP(その場合はAmazon専売)になるかもしれません。


じっくりと腰を据えて取り組みたいテーマでもあるので、焦りすぎず、進めていきたいです。

BOOTHで頒布中のDL形式の折本もどうぞよろしくお願いいたします。

star-bellflower.booth.pm

中でも時期的にタイムリーなので、第4回笹井宏之賞落選作「病めるヒュプノスの夏」をピックアップして貼っておきます。

star-bellflower.booth.pm

noteでも同様の内容のものを販売しております。

note.com

既刊の散文詩集も併せてご覧いただければ幸いです。

罪人の冠を頭にいただき、人の子を惑わしたすべての女の恨みを纏って、私は消えてゆく。
嘉村詩穂の個人詩集。 個人サイト「紫水宮」と主宰している文芸サークルかもめのweb文芸誌「かもめソング」に発表した詩に、書き下ろしを加えた散文詩集です。
耽美主義を掲げ、表題作となった「挽歌」を中心に、主に和風・東洋風の幻想的な詩を収録しています。

-収録作品-
マディソン

逝春(せいしゅん)
よみひとしらず
或神話研究者の最期
挽歌
或楽師の書簡
緋鯉抄
調香師の終末
秋菊
夕波千鳥
秘仏
雪女郎
墨色の使徒
耽美主義を掲げ、SF・中華幻想・仏教、そして著者のふるさとへの憧憬をテーマとした、第二散文詩集です。
以下の十編の詩を収めています。

-収録作品-
青磁の爪
白狐譚
鶯姫
エリザベート・バートリの末裔
いにしえのうた
最後の手紙
人体標本
真珠姫の恋
補陀落渡り
地獄の白百合

Kindle Unlimited会員様は追加料金なしでお楽しみいただけます。

この機会にお手に取っていただけるとうれしいです。