紫水宮

嘉村詩穂の告知ブログ

次なる道へ

ここ一ヶ月、どこにも詩歌の投稿をせずに、ひたすら作り続けてきましたが、どうしても詩集を編んだり、同人で活動をしたり、投稿をしたりすることがためらわれて、黙々と非公開で書いていました。

ただ、これをいつまでつづけるのだろう……という思いもあり、その一方で新たに現代詩手帖ユリイカに毎月投稿するバイタリティはもうないなぁと感じていました。

それでも作ることをやめられず、悩みは募る一方でした。そうした日々に疲れて、先ほど紙に「とりあえず業績だけ書き出してみて、それで決めよう」と決意しました。

書き出したのは以下の通りです。

 

現代詩

『ココア共和国』秋吉久美子最終候補(2022年)

 

小説

商業誌掲載作品

『文芸ラジオ』1号掲載

短編小説翡翠譚」時代ファンタジー(2015)

 

『文芸ラジオ』2号掲載

中編小説「雪花物語現代ファンタジー(2016)

 

『「私」物語化計画』創刊第1号掲載

掌編小説「all the good girls go to hell」時代ファンタジー(2023)

 

カクヨムコンテスト短編部門最終候補

短編小説「山妖記」時代ファンタジー(2019)

kakuyomu.jp

 

BFC5予選通過・「私」物語化計画推薦作

掌編小説「追憶の葬送」ハイファンタジー(2023)

note.com

 

以上のように書き出してみて、明らかに小説の方が適性があるなと今更ながらに気づきました。

少なくとも成果としては詩よりも出してきていますし、ジャンルについては小説講座でホラーを書いてもいいのではないかというご提案をいただいてから、気持ちがなかなか定まらずにいましたが、ずっとファンタジーを書いてきたので、やはりファンタジーを基軸に据えるのがいいのかなと。

詩ではホラーチックなテイストの作風でずっと書いてきたのと、「追憶の葬送」はホラーテイストも入っていますが、ダークファンタジーという形に落とし込めればいいのかなと。

持病を発症してしまって、小説が書けなくなって久しいのですが、昨年末に「追憶の葬送」を書いて、ようやく小説の入り口に再び立つことができたかなと感じています。

小説を書くことにはまだまだ基礎体力を戻すまでに時間がかかるかとは思いますが、それでもゆくゆくは投稿を見据えて、少しでも前に進めるようにしたいです。

ひとまずここ最近書いた詩の中に、掌編〜短編小説に仕立てられそうな作品もあるので、そちらを膨らませてみようかなと思いつつ、全く違う新たな作品を書きはじめるかもしれません。

いずれにせよ長期戦になると思って、あまり一喜一憂しすぎずに、基礎体力を取り戻していけるようにしたいです。