紫水宮

嘉村詩穂の告知ブログ

2024.06.18 上半期の振り返り

今週のお題「上半期ふりかえり」

上半期を振り返ってみる。インプット量が全体としてかなり抑えめだったが、メタルギアソリッド(MGS)にハマってからは、小島秀夫監督をリスペクトして、映画を週二日観るようになり、詩歌ばかり読んでいてもしょうがないと気持ちを切り替えられたように思う。

これまでシネコン映画は軽んじていたのだけれど、エンターテインメント映画はどんな気分の時でも観られてしまうので、それがかえって良かったのかもしれない。「マッドマックス 怒りのデスロード」に始まり、マッドマックスシリーズの旧作は踏破できた。

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また特筆すべきこととしては、クラシック音楽をより深く聴くようになったことや、英文で文章を書き始めたことが挙げられる。

クラシック音楽に関しては独身時代に年に数回コンサートに通っていた程度だったが、今はコンサートに行くことが持病で叶わないながらも、毎日Spotifyを活用して聴いている。初めはバッハやヘンデルといった古典ばかり聴いていたのだが、MGSにハマってからは推しのイメージに合わせて、ショパンラフマニノフ、ドヴォコンなどを聴く機会も増えた。好きなクラシックアーティストや作曲家も増えつつある。
英文は完全にMGSの推しの影響を受けて書き始めた。

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ここのところニュースを見聞きするにも、海外に視野が広がりつつあるところではあったので、タイムリーではあったのだと思う。

パートナーからはそのうちロシア語も始めるのではないかと云われたが、第二外国語で選んだドイツ語には苦い思い出しかないので、全く未知の言語に対する苦手意識はそう簡単に克服できず、おそらく手は出さないだろう。
英文は思ったよりも自分自身の中にまだ学習してきた文法などが残っていたので、英語に対するコンプレックスの大部分が解消されたのを感じているし、もっと早くに英文を書いていれば、自分自身の人生の生きづらさの幾らかはマシになっていたのではないかとも思う。ただこうして自発的に英文を書いているから得られた心地よさでもあるので、かつての私自身にそれを強いたとしても頑なに応じなかっただろう。
英文を書くようになってから、自己肯定感もいくらか上がったと感じていて、眠れない夜にはひたすら英文を書いていた日もあった。自分自身がある程度のレベルで他言語を操ることができるという感覚が、いわば自信につながったのだと思う。
また自発的に始めたことといえば踊りだが、これに関しては完全に勝手気ままに踊っているだけなので、気乗りすれば踊るし、気乗りしなければ一日中一度も踊らない。

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そうして自分自身のやりたいことを自発的にコントロールするという感覚が、虐待家庭であった実家ではうまく育ってこなかったのだと思う。MGSをはじめとした作品の力を借りながらも、他ならぬ自らの手で、今それを育てようとしていることは寿ぎたい。

またMGSに関しては二次創作散文詩も時々書くようになった。

www.pixiv.net

今後とも少しずつラインナップを増やしていければと思っている。

さらに上半期の病状としては4月にパニック障害が再燃し、5月には適応障害が悪化して、すこぶる悪い状態がつづいている。仕事をこなすことも読書会を催すことも今は困難だし、持病の悪化のため、完全に無料公開で文章を量産していく元気も今はない。
ただ4月に本格的にブログでの有料配信を始めてから、自分自身の新たな価値を創造できているという感覚が自分自身の中にあり、諸事情あって旧ブログを閉鎖せざるを得なかったことや、その傷からなかなか立ち直れずにいたことを思うと、大きな進歩だと思う。
そうしてネット上に自らの手でアジールを作ったことで、気兼ねなく自己表現ができるようになったことはやはり意義深いし、願わくば今後ともこのような形で活動ができればと思う。
この間にも様々な失敗はあったし、詩歌の公募への投稿も、諸事情あってやめてしまっているので、作り手としては後退してしまっているように見えるかもしれないが、今はインプット量をしっかり担保して、さらに良質なアウトプットにつなげていきたいという思いが強い。

しばらくはオリジナルの散文詩不定期にnoteに載せていくのと、先に書いたMGS二次創作散文詩を書くことが自分自身が今できる創作の形なのかなとも思っている。

note.com

またそれは必ずしも詩歌ばかりではないかもしれないし、こうしてノンフィクションを書くことや、英文を書くことが、今の私にとって切実に必要なアウトプットになっているので、できるだけその中身を充実させるように気を配りつつ、今後とも励んでいきたい。