紫水宮

嘉村詩穂の告知ブログ

ブックライティングの案件を納品させていただきました

本日、今月中旬からいただいいたブックライティングの案件を納品させていただきました。

執筆期間中、育ての親である祖母の逝去もあり、どうなることかと思いましたが、先方様よりご配慮を賜り、無事に納品まで漕ぎ着けることができました。

改めましてお礼申し上げます。

今回担当させていただいた本は、昨秋に一部校正も担当していたので、発売後にまた追ってお知らせさせていただければと思います。

本に携わらせていただいていると、本当に多くの人の手を介して一冊の本ができあがっているのだなと感じずにはいられません。

幼少期からの夢であった、本に関わる仕事をさせていただいていることに感謝し、今後とも励んで参ります。

なお、これまでの仕事履歴および創作での商業誌掲載歴・入選歴などは以下にまとめています。

note.com

ここに記載していない仕事としましては、昨秋から冒頭に書いた本の校正・ライティングを担当し、もう一件ブックライティングを担当させていただきました。

詳細につきましては発売後にまた告知させていただきます。

上記ページをご確認の上、お仕事や、創作での執筆・寄稿のご相談等がありましたら、下記メールアドレスまでご連絡ください。

star_light_bellflower☆outlook.jp(☆→@)

お仕事のこと、これからのこと。

ブックライティングの案件を納品したこと

年初から昨年に引き続き案件をいただき、ブックライティングを行いました。

詳細はまた発売される頃に書ければと思いますが、前年に続いてこうしてお声がけしていただけたことは、ブックライターとして大変光栄に思います。

次の仕事につながるような働きをしていくべく、今後とも励んでまいります。

 

ブックライティングの新たな案件を手がけていること

今月中旬から別の案件を手がけています。こちらも詳細は伏せますが、また発売された折りにご報告できればと思います。

ちょうどその最中に身内に不幸があり、その件についてご配慮してくださる取引先さまには本当に感謝しておりますし、微力ながらもお力になれればという一心です。

なんとか〆切前までには余裕を持って納品させていただけそうだという目処がついたので、こうして載せておくことにしました。

こちらも次の仕事につながるよう、誠心誠意がんばりたいです。

 

創作・ブログの運営方針と読書会について

少なくとも今の案件が終わるまでは創作活動は控えめにして、ブログの運営についても書けるタイミングで書けることを書いていく、という方針でやっていきたいと思います。

個人的にはもう少し創作にもリソースを割きたいのですが、今はやるべきことに真摯に向き合うことが大事だと思っているので、ここががんばりどころだと思って仕事に注力したいです。

ここのところさまざまなネットの状況を見ていると、どうしても色々と考え込まざるを得ません。

自分なりに本を書いたり校正をしたりする仕事を通じて、幼少期からの夢であった、「本に携わる仕事がしたい」という目標は達成できていますし、自己実現もある程度担保できているところがあります。

今年は昨年以上にできうる限りの仕事をお受けしたいと考えているので、少しでも前進する一年にしたいと考えております。

 

ただ、今回の案件が終わって少し間が空いたタイミングができれば、ふたたび創作にも着手したいと考えていて、喪中で身辺がごたごたしていたこともあって、読書会も開催延期にせざるを得なかったのですが、まずはそこからスタートしていきたいと考えています。

歌友と主人とを交えた短歌読書会と、主宰文芸同人サークル・かもめの読書会をきちんと行なって、また読むことも、創作をすることも立て直していきたいと思っています。

短歌読書会では薮内亮輔『海蛇と珊瑚』と、次々回には石川啄木の『一握の砂』を、かもめ読書会では遠藤周作「影に対して」と、次々回には色川武大「百」を扱う予定でいます。

 

こうして読書会に参加してくださるメンバーがいるということの重みをきちんと受け止めつつ、充実した読書会になればと願っています。

2024年の創作どうする問題

小説

小説から、物語という構造からなんとか逃れようとしつづけた二年間が終わったのだと思う。

春に「私」物語化計画の商業誌『「私」物語化計画』創刊号に、時代ファンタジー短編小説「all the good girls go to hell」を掲載していただき、先日には「私」物語化計画のオンラインサロン内に山川健一先生の推薦作として、ファンタジー掌編小説「追憶の葬送」を掲載していただいた。

「追憶の葬送」はブンゲイファイトクラブ5の一次予選を通過した作品でもあり、これをもって小説に復帰する糸口を掴めたと感じた。

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持病もあり、小説と対峙することが困難を極めたこの二年、未だそのリカバリーができていないのが現状だが、来年はなんとか少しでも小説を書くリハビリをやっていければと考えている。

書きたいものは色々とあるし、まだまだ形になっていないネタや、山川健一先生にかねてから勧めていただいているジャンルであるホラーにも挑戦してみたいという思いがある。

どこまで実現できるかは未知数だが、軸を詩から小説に移すべく、少しずつ小説の読み書きを再開していきたい。

一時期は消耗が激しすぎて、全く小説を書けないどころか一冊も小説を読めない日々がつづいたが、主宰してきた読書会のおかげもあり、ここ数ヶ月で前よりも小説を読めるようになってきたため、今はとにかく物語をどんどん自分の中に取り込んで消化していくことを意識して読書に励みたい。

年単位でのリハビリが必要になるかもしれないので、公募への投稿などは今のところは考えずに、とにかく書くことに自分を引き戻していけるように頑張るつもりだ。

 

そうは云っても完全に小説だけに集中していては、私の精神は参ってしまうことは目に見えている。

諸事情あってココア共和国から出国して、新たな場を模索しようかとうっすらと考えている。

とはいえここ2年ほど毎月詩を書いて投稿しつづけていることにも少々疲れを感じているので、投稿するかどうかはまた追々考えることにしたい。

今年はほとんど誰にも詩を見せず、誰にも読まれないまま詩を書いてきた。

そうした時間が今年の私には必要だったし、エミリー・ディキンソンや宮沢賢治がそうであったように、私にとって詩は生きるための杖のようなもので、それが誰にも評価されずとも書かずにはいられないのだからしょうがない。

来年もたとえ小説は書けずとも、詩は書かずには生きていけない人間なので、ただひたすらに詩を書きつづけるのだろうと思う。

できれば詩集という形に編み、中原中也賞に投稿したいという気持ちもあるのだが、病状がなかなか落ち着かず、仕事も来年もほぼ通年で入るであろうことを考えると、すぐにというわけにもいかないかもしれない。

とにかく今は詩を書きつづけることだけを意識していたい。

その過程でやはり月毎に投稿したいと思うかもしれないし、あるいはBOOTHでDL折本形式で詩を頒布をしたり、noteなどを利用して詩を公開したいと思うかもしれないが、その時の体調とよく相談しながら決めたい。

あるいは小説をメインと据えて、詩歌は趣味的に作っていくという道を選ぶことになるのかもしれない。

現時点では持病を抱えながらのことなので、体調と相談しながら決めざるを得ないが、いずれにせよ無理なくつづけていける自分なりのペースやステータスの配分を見つけられればと思う。

 

短歌

詩を書いたのちに、その詩に沿って短歌を詠むという形が私には合っているようで、詩→短歌→詩→短歌という形で詩歌を作ってきた一年だった。

しばらくの間は短歌講座の受講を視野に入れていたのだが、短歌そのものはやはり私のやりたいことではないのかもしれないという思いも抱いていて、もしも本当に好きなのであれば毎日作っていられるはずだろうとも思う。

そうでなければ本質的に向いていないということになろうかと考えているので、趣味の範囲としてとどめておくことにするかもしれない。

今は二次創作短歌を作ることにハマっていて、そうした気楽さや楽しさを感じながら作歌をしていたいという気持ちもあり、公募への投稿や、短歌講座の受講はその次の段階として来るべきだろうと思っている。

とはいえ短歌を完全にやめてしまおうと考えるのもそれはそれで苦しさがつきまとったし、そのやめる/やめないという二つの選択肢の間で苦しみを抱えつづけた一年でもあったので、自分が納得できる形で無理なくつづけていけるようにしたい。

お知らせ

文芸ファイトクラブ一次予選通過作品の掌編「追憶の葬送」を、この度、山川健一先生主宰の小説講座「私」物語化計画の推薦作として、オンラインサロン内に掲載していただくことになりました。

作品は全文以下のページでご覧いただけます。

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持病や環境の変化もあり、なかなか思うように小説を書けない日々がつづいていましたが、その非常に苦しい1年の終わりに、そして今月21日の誕生日間際に素敵な誕生日プレゼントをいただけたような気持ちになりました。

また「私」物語化計画の課題も新たに提出させていただき、それに対しても山川健一先生より手応えのある評価をいただくことができました。
新たに商業書籍のブックライティングのお仕事依頼をいただいていることもあり、主人とも話し合って、しばらく創作はお休みして、読書会を催したり、インプットに時間を割いていきたいと思います。

今後の読書会の予定については、短歌読書会では薮内亮輔『海蛇と珊瑚』、石川啄木『一握の砂』を、主宰している文芸同人サークル・かもめでは、遠藤周作「影に対して」、色川武大「百」を扱う予定です。

今年も昨年も読書量は年間100冊余りだったので、来年はできれば130冊ぐらいは読めるように励んでいきたいと思います。

当面の活動拠点について

X(Twitter)が荒れ模様なので、ブログとインスタをメインの拠点として発信をしていこうかと考えています。

ここのところ心身の調子があまりすぐれず、あまりにもあらゆる面において差別的な発言が多い場に身を置いておくと、自分自身の心を守ることができないと判断しました。

もともと発信する内容を極力絞ってはいたものの、あの場に自分自身の投稿や、作品のリンクを置いておきたくないという気持ちが日に日に高まっています。

今後はこちらのブログとインスタで告知などを行っていければと思います。

またnoteで作品を公開する試みを行ってきましたが、当面は新規の投稿を見送ります。

ここ数ヶ月、ネットに作品を載せることについても、SNSの動向や雰囲気の変化にも、可変的な状況に振り回されっぱなしで心が疲れてしまっているので、しばらくは静かな場所で創作をしていきたいという思いが強いです。

来年は投稿をメインにふたたび非公開で詩歌を作っていきたいと考えています。

2023年の仕事履歴

現在担当している校正の仕事について

先日から校正のお仕事をいただき、作業を行っているところです。

今年は校正やブックライティングのお仕事を不定期ながらも年間を通じていただくことができ、校正者・ブックライターとして一歩を踏み出した一年となりました。

これまでの仕事履歴につきましては、こちらのnoteにまとめています。

note.com

年末年始も案件をいただく予定なので、なかなか仕事を募集できる状況にないのですが、商業出版書籍をメインとして校正・ブックライティングの仕事を行なっています。

何かご用件がありましたら、本ブログのプロフィールに記載しているメールアドレスまでご連絡ください。

 

2023年のブックライティングの仕事歴(一部を担当)

『ジブン未来図鑑 職場体験完全ガイド』

 

『高校生のための「国語」学習図鑑』

 

2023年の校正の仕事歴

山川健一『物語を作る魔法のルール「私」を物語化して小説を書く方法』

 

本間悠一朗『ミントの朝、ステファニーの夜』 (物語化計画ブックス) (2023年)

この他、現在担当している案件を含めて2件の校正をさせていただきました。

いずれも商業出版書籍の案件です。

本が発売されましたら、また追って告知させていただきます。

お知らせと今後KDPとして出したいエッセイ集について

お知らせ

図書館エッセイ集『図書館という希望』が文学理論カテゴリランキング75位にランクインしました。

ブログ「広寒宮」で綴ってきた図書館にまつわるエッセイに書き下ろしを加えた、図書館エッセイ集です。
「もうひとつの家」としての図書館との付き合い方や、うつ病当事者としての図書館との関わり、一利用者から見たコロナ禍の図書館の記録、幼少期に通った図書館との思い出など、今だから読みたい内容をぎゅっとまとめました。
本書が図書館を愛するすべての人の友となりうることを心から願っています。

-収録作品-
図書館という希望
ふたつの棚
図書館という友人
ふたたび図書館へ一
図書館の使い方を模索する
コロナ禍の図書館について
蔵書の整理
ふたたび図書館へ二
先達の目とBANANA FISHにみる図書館の精神
図書館という知の海に漕ぎ出す
図書館で知を拓く
学校の図書室の思い出
非常事態宣言下の図書館
本書に登場した書物

発売から2年間のロングセラーとなっている作品で、Kindle Unlimited会員の皆様は追加料金なしでお楽しみいただけます。

今ならブラックフライデーの新規会員登録で3ヶ月99円でご登録できますので、ぜひこの機会にご利用いただければうれしいです。

どうぞ今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

 

今後の活動について

まだ不確定な事柄が多く、詩歌・小説については未定とさせていただきますが、『図書館という希望』につづくエッセイ集を、KDPという形でどこかのタイミングで出せればと考えています。

内容としては本にまつわるものではなく、過去に出会ったさまざまな人々に寄せる思いや、ぎゅっと詰まったいとおしい思い出を形にしたものになります。

公益性という意味では一段落ちてしまうのですが、カクヨムに一部連載をしていた際には、おかげさまで読者の方に読者をぐいぐい引っ張っていくような文章に脱帽です。僕もこういう文章を書けたらいんですが、まだまだですね」コメントをいただくこともでき、いずれまとまった形で読めるようにしたいと前々から思っていたのでした。

不穏なニュースがつづく今、改めて人とのつながりの温かさや、大袈裟に云ってしまえば人間の善性やヒューマニズムを感じさせるような文章を読みたいという思いが私自身の胸にあり、それを幾らかでも形にできればと願っています。

『図書館という希望』の続編とはなりませんが、それでもできる限りの思いを詰め込んだ一冊にしたいと願っていますので、ご期待ください。

現時点で原稿は揃っているので、あとは校正をして製本作業をするだけなのですが、ここのところ持病の症状が思わしくなく、また年末年始にかけてお仕事の予定が入っているため、早くても来年上半期中ぐらいになるかと思います。

今年はありがたいことに、ブックライティング及び校正の仕事をいくつもいただくことができ、来年もお仕事に励んでいきたいと考えているところです。

これまでの仕事履歴・受賞歴については以下のnoteにまとめています。

note.com

来年も少しでもいいご報告ができるように邁進して参りますので、どうぞ今後とも応援よろしくお願いいたします。