紫水宮

嘉村詩穂の告知ブログ

久しぶりに作業会企画のテレッテレーに参加しました。

実はテレッテレーの開催日を知ったのが昨日で、フライングをして前日に「私」物語化計画の企画の掌編の初稿ができていたので、その推敲・校正に時間を費やしました。

another-world-of-aniron.hatenablog.jp

今回の小説は水害で両親を失い、奉公先で下働きをしている少女が龍と出会って結ばれるという、ありきたりな時代ファンタジーのラブストーリーですが、個人的にはここ一年の間に抱えてきた両親と故郷の喪失という体験をどうしても小説に書きたかったので、思い入れの強い作品となりました。

10枚に満たない作品なので、要素を詰め込みすぎたかなという反省はありつつも、これから書こうとしていた小説の雛形のような作品になりました。

テレッテレー自体は、初めはお茶をしたり家事をしたりと脱線気味でしたが、結果的に4、5回ほど校正ができたのでひとまず進捗としてはまずまずかなと。

校正をしている間に、プロットを簡易的に作ったものの、ほぼ一発書きではありましたが、小説の構成をかなり意識していたことがわかり、以前よりも物語の構造を掴む解像度が上がったのかなと実感することができました。

ここ数年、あまりきちんと小説を読めずにいて、その間に随分と実写・アニメ・特撮問わず映像作品をたくさん観て、その都度物語の構造分析をしてきたので、それが大きく生きたなと感じています。

「私」物語化計画の講義を再確認してみると、まだまだ至らない部分がたくさんあるなと実感したので手直しできるところは直しつつ、なんとか企画の俎上に載せてもらえるように励んでいきたいと思います。